和歌山市で91998年に起きた毒物カレー事件で、再審請求中の林真須美死刑囚(50)=大阪拘置所在監=が、名古屋拘置所にいる死刑囚の男と手紙をやり取りしていたことを漏らされたなどとして、国を相手取り300万円の慰謝料支払いを求め、名古屋地裁に提訴したことが6日に明らかになった。 訴状によると、名古屋拘置所の職員が、手紙のやり取りなどを拘置所内の複数の受刑者らに漏らし、林死刑囚は肉体的、精神的な苦痛を受けたとしており、提訴は5月31日付という。 名古屋拘置所は「事実関係も含めて一切コメントできない」としている。
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