北海道函館市内の公立高校の男性事務職員が、手の甲に入れ墨を入れて勤務し、昨年12月に学校から除去するよう指導を受けていたことが5月29日、明らかになった。 職員は指導を受け入れて今年2月には入れ墨を除去し、現在も勤務しているという。 函館市教育委員会によると、昨年12月に生徒の保護者を名乗る女性から「入れ墨のある職員がいる。対応してほしい」と連絡があり、学校が確認したところ、職員の片手の甲に2〜3センチ程度のクモの入れ墨があり、除去を指導したもので、職員は、普段は見えないように手袋をして隠しており、入れ墨は、採用前から入れていたという。 同教委は「入れ墨を禁止する規定は無いが、生徒に見える場所にあるのは不適切」として指導した理由を説明している。 採用前に入れていたことについては「採用の際に確認していなかったが、入れ墨の有無は採用に関係なく、不適切とは認識していない」とし、同教委は、処分は考えていないと開き直っている。
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