群馬県藤岡市の関越自動車道の高速ツアーバス事故で、群馬県から救命医療チーム「群馬ＤＭＡＴ」へ出動要請が発生の約２時間後となった問題について、大沢正明知事が５月２日の記者会見で「消防本部から要請があった時間と（ＤＭＡＴが）出動した時間にタイムラグがあったのは事実だ」と述べ、県の対応の遅れを認めたことが明らかになった。 ＤＭＡＴの活動要領によると、ＤＭＡＴは原則として、大規模災害や大事故が発生した都道府県からの要請で活動することになっており、大沢知事は「事故対応は１分１秒を争うもの。できるだけ簡素に連携がとられるべきだ。ＤＭＡＴ、消防本部、県が連携してしっかりと整備していく必要がある」と述べ、要請への庁内手続きなどが簡素でなかったとの考えも示した。
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