熊本市が5月1日、道交法違反(酒気帯び運転)で熊本県警に摘発された職員2人を懲戒免職とし、1人は運転免許を取り消された後、約5か月間にわたり市のごみ収集車を運転していたことを明らかにした。 発表によると、無免許運転を続けていたのは市環境局東部クリーンセンターの阿部英文技師(48)で、昨年9月、病気休暇中に、市に届け出ないまま同県阿蘇市・大観峰へ車で向かい、現地の駐車場で500ミリ・リットルの缶ビールを飲み、車で下山して、観光客からの通報で駆けつけた警察官の調べで、呼気1リットル中0・15ミリ・グラムのアルコール分が検出されたもので、警察官には無職と嘘を吐き、市にも報告していなかった。 同11月25日に免許を取り消された後も、「怖くなった」と上司に報告した今年4月13日まで、運転を続けていて、この間の出勤日数は計75日間で、車で出勤し、ほとんどの出勤日に収集車を運転した。 もう1人は市都市建設局西部土木センター維持課の清田健之(けんし)副主任(49)で、4月13日夜の職場の歓送迎会などで焼酎10杯以上を飲んで、約7時間睡眠を取り、翌14日午後、熊本市内で車を運転中、呼気1リットル中0・57ミリ・グラムのアルコール分が検出されたという。
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