約20年間にわたって約6000件の行政文書を自宅に持ち帰っていたとして、東京入国管理局が3月30日付で、同局横浜支局の統括入国警備官の男性(54)を戒告の懲戒処分にし、男性は同日付で退職願を出して、受理されたことが明らかになった。 同局によると、男性は1992〜2011年、職場で保管義務のある149件を含む文書を持ち帰っており、個人情報が載っている文書もあったが、情報が流出した形跡はないという。 男性は「覚えていない」と話しているといい、同局は、精神科医の診断も踏まえ「メンタル上の問題の疑いがある。組織として文書の保管状況の確認が不十分だった」としている。 また、昨年10月に千葉県内で女性のスカート内をのぞこうとした入国審査官の男性(30)を停職1カ月の懲戒処分にしたことも明らかにした。 女性との示談が成立したため、起訴猶予処分となったが、捜査過程で他の女性のスカート内を撮影したとみられる動画5件も見つかったといい、同じく退職願が出され、受理された。
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