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大学生の4人に1人「平均」分からず、論理力欠如明確に

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 日本数学会が24日、発表した大学生数学基本調査の結果から、大学生の4人に1人は平均の意味が分からず、マークシート入試が中心で論理的思考力が低下しているなど、数学に弱い大学生の実態が浮き彫りになった。 同会は「論理を正確に解釈する能力や整理された形で記述する力が不足している」と分析している。 調査は昨年4〜7月、全国の48大学で受験を終えたばかりの1年生を中心とする約6000人を対象に実施したもので、偏差値群から東大・京大など最難関国立大を「国立S」、難関を「国公A」、中堅を「国公B」とし、私立もSからCまでの4グループに分けて、文系・理系別でも分析した。 小6で習う「平均」について「生徒100人の平均身長が163.5センチ」から導かれることとして、3つの選択項目すべてで正答を選べたのは76.0%で、国立S群では94.8%と高かったが私立B、Cは半数が不正解だった。 「偶数に奇数を足すと必ず奇数になる」ことを数式と文章で説明する中2レベルの問題は、正答とほぼ正答をあわせても全体の33.9%にしかならず、国立S群は76.6%だったが、私立は最難関のS群でも27.8%と4人に1人にとどまり、入試で記述式を採用している国立難関校とそれ以外とで大きく差がついた。 誤答例には「思いつく偶数と奇数を足したら全て奇数だった」と例を示して論証としたり、「偶数は2で割り切れ、奇数は2で割ると1余るから」と偶数・奇数の意味を反復したりするものがみられたという。 同会は「大学には数学の入試問題をできるかぎり記述式に変更し、中学、高校は受験対策でなく思考力を高めるよう指導してほしい」と訴えている。(編注:ゆとり教育を進めた結果が出たのだが、進め方に最大の原因がある)

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