兵庫県警が今年1月、インターネットの会員制交流サイト「アメーバピグ」をめぐる不正アクセス禁止法違反事件で、無関係の大分県内の男性会社員(45)宅を家宅捜索していたことが10日、捜査関係者への取材で明らかになった。 プロバイダー(接続業者)が県警に誤った情報を提供し、県警も確認を怠っていたことが原因で、会社員らから事情聴取した後に誤認捜査に気付き、謝罪したという。 捜査関係者によると、神戸市の中学生が昨年4〜5月、同サイト内で別の利用者にパスワードなどを教えてしまい、不正に変更されて接続できなくなった。 県警がプロバイダーに照会した際、大分県などの中学生4人と会社員の自宅から、不正変更後にアクセスがあったと回答があり、確認せずに、1月に自宅を捜索していた。
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