広島入国管理局が16日、2010年4月〜2011年11月に上陸申請した外国人延べ659人分について、30代の男性入国審査官が顔写真と指紋のデータを取り損ねていたことを明らかにした。 機器の操作を誤ったことが原因で、同局は「詳細に検討した上で、厳正に処分する」としている。 審査官は中国地方にある海港の出入国審査場に勤務しており、ブース内で撮影した上陸外国人の顔写真と指紋のデータを登録する際、「取消」のボタンを押したままの状態だったため、データが登録されずに消去されたという。 昨年11月に関係機関から、入国者1人について照会があり、顔写真と指紋のデータがないことが判明したもので、この審査官が担当した約2000人のうち、659人分について登録されていないことが判明している。
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