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Channel: 公務員の不祥事
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エル社株利益「500万円超」内部情報で複数社取引

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 経済産業省の元審議官、木村雅昭容疑者(53)によるインサイダー取引事件で、木村容疑者が、半導体大手「エルピーダメモリ」株について、逮捕容疑となった平成21年5月の取引以外にも売買を重ね、総額500万円以上の利益を得ていたことが15日、関係者への取材で明らかになった。 また、職務上密接な関係にあった複数社の株を取引していたことも判明し、東京地検特捜部は、木村容疑者が内部情報をもとに取引を繰り返していた可能性もあるとみて捜査を進めている。 木村容疑者は19年7月から、IT産業を所管する商務情報政策局の担当審議官を務め、業界の未公表情報を知り得る立場だったが、特捜部の調べや関係者の話などによると、木村容疑者は21年2〜5月にかけて、エル社株計約8000株を購入し、同年7月の資源エネルギー庁への異動後もさらに取引を続けていたという。 株はその後に売却しており、一連のエル社株の取引で得た利益は500万円以上にのぼるとみられている。 また、木村容疑者は審議官在任中、逮捕容疑となったエル社やNECエレクトロニクス株以外にも、IT関係企業など、同局が関連する複数社の株を妻名義の口座で取引していたが、株価はさほど上昇せず、利益はほとんど出なかったという。 特捜部はエル社とNECエレ社の計8000株を未公表の情報をもとに購入していたとして金融商品取引法違反容疑で木村容疑者を逮捕しており、木村容疑者は逮捕後に、接見した弁護人に「疑念を招くようなことをして申し訳ない」と話しているが、インサイダー取引は否認しているという。

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