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Channel: 公務員の不祥事
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県の海区漁業調整委、会議欠席でも日当/福岡

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 福岡県が設置している行政委員会のうち、豊前、筑前、有明の3つの海区漁業調整委員会(各10人)で、会議を欠席した委員にも日当が支払われていることが新聞社の調べで明らかになった。 内水面漁場管理委員会(10人)では、公務がない月でも1日分の日当を払っており、こうした支出は昨年4〜9月で約183万円に上った。 県は「欠席した委員も会議の準備をしたとみなすため」と釈明しているが、他県にはない独自の運用で、突出した厚遇ぶりとの指摘が出ている。 3海区委と内水面委は元漁協幹部らが委員を務め、漁の操業の承認や禁漁期などを審議しており、情報公開請求の結果によると、昨年4〜9月、3海区委が月1回程度、内水面委が8月に1回会議を開いていた。 日当は2万7400円(会長職は3万5500円)で、3海区委では総額1562万2700円の報酬を30人の委員に支給した。 12人が会議を計17回欠席したが、すべて日当が支払われ、その総額は計46万5800円だったという。 内水面委でも、8月の会議に欠席した委員1人に日当を支給しており、さらに、公務がなかった月にも委員たちに1日分の日当を支払っていた。 これらの総額は136万6900円に上り、報酬総額(237万9500円)の約6割を占めている。 報酬の算出方法を定めた同県の規則「標準処理日数」は、「会議を招集した時」に1日分を加算すると規定しているが、3海区委の事務局は「出席しなくても、招集されれば準備のための活動をしたとみなす」と釈明している。

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