文部科学省が放射線教育の副読本作製を電力業界とつながりの深い財団法人に委託していた問題で、中川正春文科相が9日の閣議後会見で、「本来であれば、電力会社が中心になって作っている団体に対する委託は見直す必要があった。委託先は適当ではなかった」とミスを認めていることが明らかになった。 しかし、副読本の内容については、専門家らによる委員会が執筆・編集したことを挙げ、「実質的には影響を受けていない。副読本自体は生かしていきたい」と述べて開き直り、今年度の使用を継続する考えを示した。
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