総務省の本省と地方局がサイバー攻撃を受けて、パソコン内部の情報が流出した問題で、同省が11日、情報を抜き取られた端末の中には、同省職員が公務で知り合った人物や職員の家族の個人情報が保存されていたことを明らかにした。 感染は幹部職員のパソコンでも確認されており、同省で流出した情報の特定を急いでいるという。 同省によると、感染したパソコンは1台増えて計23台となり、全ての端末が外部に情報を送信していたといい、このうち10台からは情報を抜き取るタイプのウイルスも見つかった。 また、感染の発端になったウイルス付きメールは、他省の実在する男性職員の名前で送信されており、受信した総務省職員と面識があることも判明したが、男性職員は「送信していない」と話していることから、総務省は攻撃者が男性職員になりすましてメールを送りつけられただけで、被害を出している。
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