大阪刑務所（堺市堺区）の男性受刑者が１０月下旬、「覚醒剤だと思う」と自らポリ袋入りの粉末を刑務所側に提出していたことが明らかになった。 受刑者は「入所時に持参した荷物に紛れ込んでいた」と説明しており、同刑務所は大阪府警に通報して、府警は今後、覚醒剤かどうか鑑定して、同刑務所も流入経路を調べるとしているが、見逃していた刑務所の責任は逃れられない。 関係者によると、先月２４日、受刑者が白い粉末の入った透明のポリ袋（縦、横各約４センチ）を職員に提出し、「入所時に持ってきた本の中から出てきた。以前に自分が持っていた覚醒剤だろう」と説明したもので、この受刑者は約２か月前に入所していた。 同刑務所は同日中に大阪府警堺署に通報して、府警は粉末の提出を受けた後に鑑定し、覚醒剤と断定されれば入手経路などを捜査するとしている。
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