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Channel: 公務員の不祥事
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酔った男性を暴行で死なす、正当防衛認め無罪/東京

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 東京都足立区の路上で昨年11月、酒に酔った男性に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死罪に問われた出版コンサルタントの被告(43)の裁判員裁判の判決が24日、東京地裁であり、芦沢政治裁判長が「被害者からの攻撃に対するやむを得ない防衛だったことを否定できず、正当防衛が成立する」と述べ、無罪(求刑・懲役5年)を言い渡したことが明らかになった。 裁判員裁判の全面無罪判決は11件目となった。 判決によると、被告は昨年11月1日夜、自転車で帰宅中、同区綾瀬の交差点で、酒に酔っていた飲食店経営の男性(当時57歳)に因縁を付けられたことから殴り合いになり、男性の顔を殴るなどして転倒させ、男性は翌日、脳挫傷などで死亡した。 公判では、弁護側が正当防衛を主張したのに対し、検察側は、(1)被告は、酒に酔った被害者の攻撃をたやすく押し返せたのに、あえて殴打した(2)怒りに任せてほぼ一方的に暴行を加え続けたなどと反論していた。 判決は、男性が先に殴りかかったと認定したうえで、事件直前に立ち寄ったコンビニの防犯カメラの映像から「男性の行動能力はそれほど低下した状態ではなかった」と指摘し、また、目撃証言などから、「男性も終始暴行を続けていた」とし、「被告の暴行は防衛手段として相当な範囲内だった」と結論づけた。

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