東京都新宿区が21日、区立四谷中学校で、放射性物質の硫酸ウラニルが見つかったことを明らかにした。 線量は最大0・17マイクロシーベルトで、人体に影響はないが、国の保有許可がないため、同区は文部科学省に届け出たとしている。 同区によると、硫酸ウラニルは、理科準備室の施錠された薬品保管庫内にある鉛のシートに包まれた25グラム入りの瓶に入っており、線量は瓶の近くで0・17〜0・14マイクロシーベルト、理科準備室内で0・08マイクロシーベルトだった。 統合前の同校が30年以上前に購入したもので、実験用に使われていたとみられるという。 今月17日に同校で約10年前に勤務した教員が、世田谷区の民家から放射性ラジウムが発見された報道を見て「放射性物質があったような気がする」と同校に電話して、発見された。
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