航空自衛隊小松基地(石川県小松市)に所属するF15戦闘機の燃料タンク落下事故で、基地内の捜査部門の小松地方警務隊が航空危険行為処罰法違反の容疑で捜査を始めたことが同基地への取材で明らかになった。 警務隊は機体整備などに過失がなかったか基地隊員らから事情を聴いており、空自の事故調査委員会が事故原因を調査し、警務隊は委員からも事情を聴くとしている。 7日の事故では、F15左翼下の機外燃料タンク(長さ約6・6メートル、幅約0・8メートル、重さ約155キロ)が小松基地から約4キロ離れた下水処理施設や周辺に落下して、重大被害が出た可能性もあったことから、捜査を始めた。 同法は、航空業務従事者が過失により航空の危険を生じさせた場合に適用され、3年以下の禁錮か20万円以下の罰金が科されることになる。
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