三重県桑名市発注工事を巡る競売入札妨害事件を受け、同市議会が6日、水谷元(げん)市長に対する問責決議案を賛成多数で可決したことが明らかになった。 同市では、2009年から毎年、収賄容疑などで職員が逮捕される事件が続いており、決議は「3年続いて職員が逮捕されるという異常事態になっている。市政に混乱を生じさせた責任はきわめて重大」としている。 決議に先立ち、一部議員から辞職勧告決議案の提案を求める緊急動議も出されたが、賛成少数で提案されなかったという。 水谷市長は「決議された内容を真摯に受け止め、全力で不祥事の再発防止に取り組む」とのコメントを出した。
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