甲府市立甲府病院が、放射性物質を使った検査で、日本核医学会が推奨する基準を超える放射性物質を腎臓疾患の子どもに投与していた問題で、同病院が9月1日、記者会見を開いて、担当の男性放射線技師(54)が、実際の投与量より少ない数値を記載簿に記入するなど、記録を改竄していたことを明らかにした。 記者会見した小沢克良院長らによると、記録が改竄されていたのは「放射性医薬品使用記録」で、推奨値を超える放射性物質が使われていたのに、成人への推奨投与量で保険診療で請求できる「185メガ・ベクレル」と一律に記入されていたという。 会見に同席した野方容子放射線部長は「実際の投与量だと監査にひっかかるので、そのようにしたとのことだった」との説明をした。
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