北海道芽室町の山中で7月、航空大学校帯広分校の訓練機が墜落して、4人が死傷した事故で、運輸安全委員会が24日、訓練機が角度15度で急上昇しながら山の斜面に激突したとの見方を示したことが明らかになった。 安全委の初めての定例記者会見で、後藤昇弘委員長が述べたもので、安全委によると、事故時は視界に頼らず、計器だけを見ながらの訓練飛行中だったという。 事故現場付近は標高約910メートルで、斜面の角度は45度あり、木々の切断状況から、訓練機は北西に向かい上昇角15度で斜面にぶつかったとみられる。 事故機と同型機の上昇角は通常10度のため、斜面に気付き急上昇した可能性があるという。
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