横浜市立大が7月29日、医学部の50代の男性教授が男子学生に土下座をさせ、頭を踏むなどして「指導の域を超えた暴力行為」があったとして、停職3カ月の懲戒処分にし、また、60代の男性医学部長の監督責任を問い、戒告の懲戒処分としたことを明らかにした。 同大によると、教授は2月22日、学期末試験の会場で、医学部医学科の男子学生(当時2年)に、思いこみから他の学生がいる前で「おまえはストーカー行為をしている犯罪者だ」などと発言して、試験終了後、教授の部屋を訪れた学生に土下座をさせ、サンダルをはいた足で頭を踏み、翌日までに頭を丸めて反省文を提出するよう要求した。 教授は翌日、事実誤認を認めて学生に謝罪したが、学生は大学のハラスメント防止委員会へ被害を申し立てた。 学生は4月、教授に330万円の損害賠償を求めて横浜地裁に提訴しており、教授は同大を通じ、「教育に携わる者が決して行ってはならない許されざるものであり、学生とご家族に心よりお詫び申し上げます」とのコメントを出した。
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