住宅ローン「フラット３５」をめぐる汚職事件で、収賄罪に問われた独立行政法人「住宅金融支援機構」元営業推進室長、久世悟被告（５２）と贈賄罪に問われた住宅ローン会社元会長、堀川嘉次被告（６６）の初公判が２５日、東京地裁（金子大作裁判官）で開かれ、両被告が起訴内容を認めたことが明らかになった。 検察側は論告で「機構に対する信用を失墜させた」などとして、久世被告に懲役２年、追徴金２００万円を、堀川被告に懲役１年を求刑し、弁護側は執行猶予付き判決を求めて、即日結審したもので、判決は９月６日に言い渡されるという。 起訴状などによると、久世被告は平成１９年１１月から２０年９月にかけ、フラット３５参入を目指す堀川被告の会社に便宜を図る見返りとして、現金計２００万円を受け取ったという。
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