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Channel: 公務員の不祥事
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周囲に「事件資料渡した」捜査情報漏洩の警部/東京

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 医療事故の捜査対象になっていた品川美容外科に捜査情報が漏洩した事件で、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で逮捕された警視庁捜査1課警部の白鳥(しろとり)陽一容疑者(58)が逮捕前、「事件の資料を数枚渡した」と周辺関係者に話していたことが明らかになった。 資料は同外科に再就職した元警視庁警部、中道宜昭(のりあき)容疑者(53)に渡ったが、白鳥容疑者は「秘密の情報ではない」と主張したといい、警視庁は捜査関係者しか知り得ない資料が漏洩したとみて追及している。 同外科池袋院では2009年12月、脂肪吸引手術を受けた女性(当時70歳)が死亡する事故があり、捜査1課が業務上過失致死容疑で捜査に乗り出した。 白鳥容疑者が中道容疑者に渡したと認めたのは、被害者の連絡先を記した文書などの資料数枚で、白鳥容疑者は「秘密の資料でもなんでもない」と説明し、守秘義務の対象になる「職務上知り得た秘密」には当たらないと主張したという。 また、中道容疑者も逮捕前、捜査資料の一部を受け取ったことを関係者に認めたという。 中道容疑者が、元警視庁警部の石原三八一(みやかず)容疑者(61)とともに同外科に再就職したのは昨年3月1日で、その日のうちに捜査本部のある尾久署を訪れていたことが判明している。 中道容疑者らは被害者との示談交渉を進めようとしており、係長として捜査を指揮していた白鳥容疑者が資料を交渉に役立ててもらおうとした可能性が指摘されている。 捜査1課が今年3月に同外科の関係先を家宅捜索した際には、被害者の解剖所見や捜査の構図を描くチャート図などが見つかっており、警視庁はこれらの資料も白鳥容疑者が漏洩したとみて調べており、これまでの調べに対し、白鳥容疑者は「漏洩した覚えはない」と述べ、中道、石原両容疑者は「漏洩を唆してはいない」と容疑を否認しているという。

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